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J. システム的思考
- J1. システムの具体例や社会における役割を考え、システムの
構造を調べたり必要なシステムを構想したりする技能。(知識:人間社会)、(知識:システム)、
(汎用:問題解決)
- L1: 代表的なシステムの例やその役割を調べたり確認できる。(高必)
- L2: システムの要素やそれが組み合わさり動く仕組みを理解し説明できる。(高選)
- L3: システム内のものや情報の流れを正常以外の場合も含め追跡できる。(高選)
- L4: 特定の問題に対し必要な要素を組み合わせたシステムを構想できる。[哲法][言心][生農][社経][理工]
- J2. システムと人間のインタフェースのあり方やその評価方法、
ユーザにとってのシステムの価値に関する知識・理解。(知識:システム)、(汎用:問題解決)
- L1: システムとユーザの接点を指摘でき、その善し悪しを検討できる。(中情)
- L2: ユーザインタフェースを評価する基準や手法について理解している。(高選)
- L3: システムが生み出す価値の列挙やそれを反映した評価基準の検討ができる。[哲法][言心][生農][社経][理工]
- L4: ユーザにとって望ましく価値を生み出すシステムを構想・提案できる。[哲法][言心][生農][社経][理工]
- J3. システムを設計・構築・評価・運用するための標準的な手
法や起こり得る問題と対処方法に関する知識・理解。(知識:システム)、(汎用:コミュ)、
(汎用:問題解決)
- L1: システム開発が単なるプログラム作成と違う点について知っている。(高選)
- L2: システム開発で用いられるプロセスや標準的な図法について知っている。(高選)
- L3: システム開発で発生する様々な問題やそれに対処する考え方を知ってる。[理工]
- L4: 安定したプロセスを維持しつつシステムを構築することができる。[理工]
- 中学 ---
J2L1については、2017指導要領から「双方向性のあるコン
テンツ」を扱うようになることから、そのインタフェースや善し悪しと
いう視点も含めて考えるようにさせることが考えられる。
- 高校 ---
J1L1については、情報科の必履修科目の中で、情報社会の内
容の一環として取り扱い、実習を併用して身に付けることが望ましい。
J1L2、J1L3、J2L2、J3L1、J3L2については、情報科の選択科目の中で情
報システムに関する主要な内容として実習も併用して学ぶようにするべ
きである。J2L2については、アクセシビリティ、ユニバーサルデザイン
などの汎用的な基準も含めて扱う必要がある。
- 大学専門 ---
J1L4、J2L3、J2L4については、それぞれの専門分野に
係わるシステムについて取り扱う科目が専門ごとに置かれるべきである。
J3L3、J3L4については、システムの構築に関する内容であり[理工]の専門科
目となるが、他分野の学生も受講できることが望まれる。
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