コメントをつけたいPADEL命令の次の行で、パラメータ comment を使ってコメントの内容を指定する。 ここでいうコメントとは、2.9節で述べたようなPADELファイルの中の コメントではなく、出力されるPAD図の中のコメントである。
コメントは対象となるPADボックスの右側に書かれる。 例えば、
{ { sum = 0 N = 100 } // pad2ps: comment = /* 初期化 */ for(i = 1, N) sum = sum + i * i // pad2ps: comment = /* 2乗の和を求める */ }
と書くと、
というPAD図になる。
コメントを書ける場所は、対象となっている文またはブロックの次の行のみであ
る。
その文またはブロックとコメントの間には、空行も入れてはいけない。
これは、コメントがメッセージと違って、独立した1つの文とはみなされず、
対象となる文やブロックに付属するものとして扱われているからである。
よって、上記の例では、ループを { }
(ブレース) で囲ま
なくても構わない。
また、ループに対してコメントをつける時は、上記の例のように、ネストの一 番内側の、繰り返される命令の次の行に書く。 もしも
for(i = 1, N) /* pad2ps: comment = 2乗の和を求める */ { sum = sum + i * i }
と書いた場合はエラーとなる。