他のプログラム言語と同様に、PADELにもコメントを書くことができる。 コメントの内容は出力されるPAD図の中には書かれない。
コメントの書き方はC、またはC++のコメントと同じである。つまり、
/* コメント */ // コメント
但し、コメントを書く場所は任意ではないので注意が必要である。
PADELでは、コメントはコメントのみの行として独立していなければいけない。
つまり、1行にPADELの命令とコメントを共に書くことはできないのである。
正確に言うと、/*
や //
の前には空白以外の文字はあってはな
らず、また */
の後には、改行コードとの間に空白以外の文字があって
はならない。
よって、
for ( i = 0, N ) /* N までの和 */ sum = sum + i
のような書き方は不正である。 ちなみに、Cライクなコメントの場合、途中に改行コードが入るのは構わない。
ところで、コメントは本来のコメントとしての役割以外に、パラメータ変数を指 定するのにも使われる。 パラメータ変数を使うと、PAD図の仕上がりをよりいっそうきれいに装飾する ことができる。 パラメータ変数については、第 4章で詳しく述べているので、 そちらを参照してほしい。