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F. プログラムの活用と構築
- F1. プログラムとは何かを理解した上で、プログラムを自分や
社会の問題解決に役立てられる技能。(知識:情報処理)、(汎用:問題解決)、(知識:システム)
- L1: 対象物がプログラムで動いていることが認識できそのことを説明できる。(小情)
- L2: プログラムで動く対象物を認識しソフトを入れ換えたり動作を調節できる。(中情)
- L3: プログラムを組み合わせたり構築・修正して意図した動作を実現できる。(高選)
- L4: 特定問題に対しプログラムを活用した解法を構想し実現できる。[哲法][言心][生農][社経][理工]
- F2. プログラミング言語が持つ機構を適切に活用して、意図する
動作を実現できるプログラムを設計・構築できる技能。(知識:機械情報)、(汎用:論理)、(汎用:問題解決)
- L1: タートルなどの直接的な動作を連ねる形でのプログラムが構築できる。(小情)
- L2: 変数など動作を汎用的に扱える要素を持つプログラムが構築できる。(中情)
- L3: 手続き等で複数の動作をまとめて抽象化したプログラムが構築できる。(高必)
- L4: 抽象階層をもつプログラムを設計・構築できる。(大情)
- F3. プログラムの設計・作成において計画性を持ち適切な管理
を伴いながら作業を進められる技能。(知識:システム)、(汎用:論理)、(汎用:問題解決)
- L1: プログラムのステップを模擬実行して確認しつつ作成・修正する技能。(中情)
- L2: コードを少しずつ書き足して動作を確認しながら構築していく技能。(高必)
- L3: プログラムの全体構造を捉えて適切に分解し単位ごとに構築する技能。(高選)
- L4: チームで適切な管理とともにプログラムを構築する技能。[理工]
- F4. 作成したソフトウェアのふるまいを検証し、必要なら手直し
や改良を行なえる技能。(知識:機械情報)、(知識:システム)、(汎用:論理)、(汎用:問題解決)
- L1: プログラムの動作と想定動作を照合し違いを認識した上で修正する技能。(中情)
- L2: プログラムの不備を系統的に調べて誤り内容を特定・修正する技能。(高必)
- L3: テストケースや要求仕様に基づきプログラムの不備を確認し修正する技能。(高選)
- L4: コードやデータのチューニングによりソフトウェアの有用性を高める技能[哲法][言心][生農][社経][理工]
- 小学校 ---
F1L1、F2L1、については、小学校におけるプログラ
ミングの内容として実習を中心に体験的に学び身に付けていくことが期
待される。
- 中学校 ---
F1L2、F2L2、F3L1、F4L1については、中学校における技
術科の内容としてプログラムを学ぶ中で実習を中心に体験的に学び身に
付けていくことが期待される。
- 高校 ---
F2L3、F3L2、F4L2については、高校における情報科の必履修科目
の中のプログラミングの内容として、実際にプログラムを書く中で身に
つけることが期待される。
F1L3、F3L3、F4L3については、高校における情報科の選択科目の中で、
情報システムと問題解決のためのプログラミングを通じてその必要性を
学び身に付けることが期待される。
- 大学一般 ---
F2L4については、一般教育の中のプログラミングを扱
う科目の中で、ある程度の長さのプログラムが書けるようになった段階
で取り扱うことが望まれる。
- 大学専門 ---
F1L4、F4L4については、それぞれの専門ごとにプログ
ラムを扱う科目の中でその専門の問題解決を題材として扱うことが望ま
れる。
F3L4については、[理工]の専門基礎または専門科目で扱う内容であるが、他
専攻の学生も受講することが望ましい。
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