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例外処理

ある命令群を実行し、エラーになったら指定したエラー処理命令群を実行する、 という例外処理は try 〜 catch  を使って 記述する。 書式は次の例を見ればだいたい分かるだろう。

try{
    for(x = 0, 1, 0.01){
        y = f(x) / g(x)
        print y
    }
}catch(g(x) = 0){
    print 'Divided by 0!'
}

この場合の出力結果は次のようになる。

結果は、単なる if文と同じ形になっている。 これは、そもそもPAD自身に例外処理の概念がないためである。

try 〜 catch文での改行コードの入れ方や { } の使い方は、 反復や条件分岐の場合とほぼ同じである。 try catch の中身が1行であれば、{ } で囲まなくても 良い。 また、{} の前後に改行コードを入れても良いし、空白も適 当に入れて構わない。 つまり、

try
    print sty
catch(str = NULL)
    print 'NULL!'

try
{
    print sty
}
catch (str = NULL) {
    print 'NULL!'
}

といった書き方ができる。 一方、

try{  print sty  }
catch(str = NULL)  print 'NULL!'

という書き方は不正となる。



Masayuki Kuwada
Fri Nov 8 15:33:42 JST 1996