ふつうの言葉での記述

正確には「図」ではないのだが, ふつうの言葉で手順を設計することも可能である. 寺田はふだんこの方法を使うことが多い. 上述の PAD とほぼ同じことを記述できる. たとえば上例の「1から10までの和」はこんな感じになる:
合計 ← 0 i を 1 から 10 までかえて 合計 ← 合計 + i 合計を出力
ここで, 行頭に空白のある行(字下げ, という)は, その上の行の影響下にある(たとえば, 繰り返しの本体であるなど) ことを示している.

ふつうの言葉で記述する利点として, 特別な作図ツールをつかわなくても テキストエディタで設計作業ができることがある. また, PAD 同様, 上記の設計結果をプログラムに変換するのも非常に簡単である.


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