変数宣言
すべての変数は、使用する前に宣言しておく必要がある。
変数宣言では、型を指定して、その後にその型の変数を1個以上続けて書く。
続けて書く場合は、カンマ(,)で区切る必要がある。
また、宣言はセミコロン(;)で終る。
変数名、配列名は、英小文字で始まり、英小文字、数字と下線(_) など
一部の記号を並べて表記する。
(1) 単純変数(添字のない変数)
int 変数名; /* 整数値だけを記憶する変数の宣言 */
(例)
int i, n;
変数は宣言の中でどのように書いてもかまわない。上記は
int i;
int n;
と書くのと同じになる。
double 変数名; /* 実数値を記憶する変数の宣言 */
char 変数名; /* 文字を記憶する1バイト長の変数(文字変数)の宣言 */
/* 分類上は整数であるが、特に文字を格納するための型である。
実際には文字コード(ASCII コード)が格納される。
- */
[補足]Cでは、文字定数は単一引用符('
)で囲んで表す。
例: 'a' (小文字の a)
'0' (数字の 0)
(2) 配列変数(添字つき変数)
char 配列名[N+1]; /* 文字を記憶する配列(文字配列)の宣言 */
double 配列名[N+1]; /* 数値を記憶する配列(数値配列)の宣言 */
注)「数値配列」はここだけの用語
N+1 は要素数である。これはプログラムを作る時に決まって
いなくてはならない。
この宣言により 添字 0 から、添字 N までの要素が使用できる。
記号 N は変数ではない。プログラムの始めの部分で #define N で
定義してある定数である。
(もう少し詳しい変数宣言(局所変数)の説明)