標準コマンドライン・オプションの役割
現在は三つの標準コマンドライン・オプションが定義されている。
各々の意味は以下の通り:
GlueLogicParseArgs 関数の機能
GlueLogicParseArgs 関数は、
そのエージェントが起動された時のコマンドライン引数の並びの中から
標準コマンドライン・オプションを探して各文字型配列にセットすると共に、
その他のコマンドライン・オプションを dictionary 型の変数に代入する。
この関数の引数としては、エージェントのメイン・プログラムに渡される argc と argv とをそのまま渡す。
コマンドライン・オプションは UNIX のオプション指定方法の伝統にしたがって、 キーワードの頭に '-' をつけた形式で表現される。 オプションをスイッチ ( 指定の有無に応じて ON と OFF だけを指定できる ) として使うのではなく、 プログラムから参照できる値を与えたい場合には '-' をつけたキーワードの後に、 空白で区切って値とするワードを続けるか、 もしくは '-' をつけたキーワードの直後に '=' とその値を空白を入れずに続ける。
コマンドライン引数に与えられた情報は先頭から順に解釈され、 キーワードともその値とも解釈できない最初の情報の直前までをオプションとみなし、 それ以降はファイル名などの一般の引数の指定とみなす。 もしも '-' で始まる文字列をキーワードの指定と解釈されたくない場合には、 その直前に '--' を指定することにより、 '--' より後はオプションでないことを明示的に指示できる。
GlueLogicParseArgs 関数はその戻り値として、 キーワードともその値とも解釈できない最初の情報の、 argv 配列中での添字を返す。 プログラム中でコマンドライン引数を参照する場合には、 この戻り値を利用しなければならないため、 GlueLogicParseArgs 関数の呼出は出来るだけ早く行なうことが望ましい。
このようにして指定された値は、 標準コマンドライン・オプションにあっては GlueLogicServer, GlueLogicAgent, GlueLogicAnchor の 各文字配列に、 それ以外のオプションにあっては 簡易データベースである dictionary 型の変数 GlueLogicParsedArgs のデータ項目とされる。
このようにして取得された標準コマンド・オプションは GlueLogicConnect 関数を実行する時に、 もっとも優先度の高いデータソースとして利用される。