今日の内容

今日は, 教科書第6章に沿って, C 言語での繰り返し処理を実現する for文 を 学ぶ.

同じ計算をデータを変えながら何回も繰り返す, というのは計算機のもっとも重要な機能のひとつである. 前回までのプログラムは, 「書いた順に一直線に動いておわり」 だったわけだが, 今回は, 「回数を決めて繰り返す」 処理が書けるようになる.

for文は, 文(のまとまり)を決まった回数だけ繰り返して実行する ためのもので, ループ(繰り返し)を記述するひとつの方法である.

その際, 単に繰り返し回数を何回と指定するのではなく, ある変数の値を変えながら(たとえば 1 から 100 までとか) 実行するように指定する. こうすると, その変数(制御変数, と呼んだりする)の値を見ることで, いま何回目の繰り返しかなどを簡単に知ることができるわけだ. (そもそも繰り返しの回ごとに, まったく同じ処理を繰り返しても あまり意味がない. 計算対象となるデータをちょっと変えたりする必要があるわけで, そのために, 制御変数が役に立つのだった.)


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