プログラムの実行結果をファイルに採取する方法

たとえばレポートにのせる目的で, プログラムを実行した結果などをファイルに保存したい場合があります. 一つの方法は, kterm に表示されている実行結果をマウスによるカットアンドペースト でエディタに貼り付けるというものですが, これは操作が面倒だし, 出力が大量にあると kterm からはみ出してしまう.

このような目的で, ウィンドウに対するキーボード入力と プログラムからの出力を両方そろえてファイルに採取することができます. 以下にその手順を説明します:

  1. script コマンドを起動する
    script KADAI-6-1
    などとする. (ここで, KADAI-6-1 は, 採取したものを保存するファイル名. このファイルのそれまでの内容は 上書きされて失われるので要注意) この時点から採取がはじまる

  2. 結果を採取したいコマンドを実行する. たとえば
    ./a.out
    100
    200
    など. 普通に kterm から実行するのと同じ. プログラムからの出力も 画面に普通に表示される.

  3. なお, このへんでプログラムも画面に表示しておくと採取ファイルにも 収録されるので, 採取結果を印刷すればプログラムも実行結果も一度に 印刷できる. 画面表示のためには
    cat kadai6-1.c
    などとする.
    cat -n kadai6-1.c
    とすると, ファイル中での行番号が表示されるので, レポートの説明などには便利かも.

  4. script コマンドの終了.
    exit
    とする. これで採取は完了. 採取結果は指定したファイル(この例では KADAI-6-1) に入っているので, 適宜印刷などすればよい.

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