Mac環境でのテキストエディットの設定 - 標準テキストファイルの作成

テキストエディットは, 少し機能の高いツールなので, 単なる文字だけからなるファイル(標準テキストファイル, と呼んでいる) を編集させるには, すこし設定変更が必要である. 以下で, その設定変更の手順を説明する. (これは一度だけやればいいこと)

  1. テキストエディットの起動
    ドックにあるアイコン(紙とペン)をクリック. ウィンドウが一つ現れる.

  2. ディスプレイ上端の「テキストエディット」メニューを開く
    (このように, 文字やボタンを押すとそこからメニューが下がってくる タイプのメニューをプルダウンメニューという)

  3. 環境設定ウィンドウを開く
    さっきのプルダウンメニューの二番めの項目でマウスボタンを放すと 「環境設定」とタイトルのついたウィンドウがでてくる. このウィンドウで, テキストエディットのふるまいに関する いろいろな設定を変更できる.

  4. 標準テキスト を選ぶ
    上の方の「フォーマット」のところで, 「リッチテキスト」に印がついているはずだが 「標準テキスト」の方に印を付けなおす.

    リッチテキストというのは, 標準テキストに, さらに文字の色, 大きさ, 書体などを指定できるようにしたものである. 便利は便利なのだが, 当然それらの余分な情報が含まれることになり, 「文字だけからなるファイル」とはちょっと違うものになる. というわけで, この授業では, リッチテキストは使わないことにした.

  5. 「開く/保存」タブを選ぶ
    上の方に「新規書類」と「開く/保存」がならんでいるが, その右側の「開く/保存」をクリック. すると別の設定項目が表示される. (このように, 一つのウィンドウで複数の内容を切替えるための ものをタブと呼ぶようである)

  6. 「拡張子 .txt」を使わなくする
    上の方の「ファイルを保存するとき:」で, 「標準テキストファイルに拡張子 .txtを追加」 というところに印がついているはずだが, その印をクリックして外す.

    拡張子というのは, ファイルの名前のおしまいの方につけて, 名前からファイルの性質がわかるようにする仕組みである. そこに印がついている状態では, 標準テキストファイルの名前には 強制的に「.txt」が付けられてしまうことになるが, それは不都合なので, そうしないようにしたのである.

  7. 環境設定ウィンドウを閉じる
    左上の赤色×ボタンをクリックして閉じる.

  8. テキストエディットを終了
    左上の赤色×ボタンをクリックして閉じる.
この作業で, 「標準テキストファイル」を, 「ファイル名に制限なく」 作れるような設定になった.