プログラムを図で表記する

前回の小テストの様子を見ていて気づいたのだが, プログラムを作成する時に, いきなりエディタに向かって プログラムを入力しようとしている人が多い.

しかし, プログラムを作る場合に, いきなり計算機に向かって入力していくのは よほど簡単な問題でない限り難しい. 処理内容をあらかじめ決定し, それをプログラムとして入力すべきである. そうしたプログラムの設計段階で有用なのが図の利用である. (つまり, 「図を使って考える」わけである)

プログラムを図で表す目的は

  1. プログラムの組みたてを考えるため
  2. プログラムの処理内容を他人に伝えるため
  3. プログラムの処理内容を記録しておくため
などいろいろある.

今回は, 主として (1) と, ついでに (2) の目的で考えよう. 今回はそうした図による表現がいろいろあるうちから, フローチャートとPADを紹介する.


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