基数の変換方法
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変換(1) 60進法の計算
6724秒を時分秒に変換
6724 ÷ 60 = 110 あまり 24
110 ÷ 60 = 1 あまり 50
(1 ÷ 60 = 0 あまり 1)
6724秒は 1時間 50分 24秒
変換(2) 10 進数から 2 進数‥‥‥ 2 で割ったあまりを順に求める
12(10進数)を2進数に変換
12 ÷ 2 = 6 あまり 0
6 ÷ 2 = 3 あまり 0
3 ÷ 2 = 1 あまり 1
1 ÷ 2 = 0 あまり 1
(これから先はずっと 0)
10進数の 12 は 2進数の 1100
変換(3) 2 進数から 10 進数‥‥‥ 2の冪乗をそれぞれの数字にかけて足し算する
1100(2進数)を10進数に変換
1 × 23 + 1 × 22 + 0 × 21 + 0 × 20=12
2進数の 1100 は 10進数の 12
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「得意な基数表記」とは変換する実体にとって計算が容易に行
なえる表記であり、機械の場合「内部表現」といってもよいで
あろう。人間の場合は(たぶん)10 進数であり、コンピュータ
の場合は2 進数である。
変換 (2)は、割算で商とあまりを求める演算ができれば実行できる。
人間の「得意な基数表記」から「任意基数」への変換法である。
変換 (3)は、かけ算と足し算の繰り返しで構成されている。
「任意基数」から、人間の「得意な基数表記」への変換法である。
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2進数の演算:桁数が多いが10進数より簡単
2進数の足し算
0+0=0 1+0=0+1=1 1+1=10
2進数の掛け算
0*0=0*1=1*0=0 1*1=1
2進数の割算(商の各桁は1か0しかない)
例:361÷12 → 101101001 ÷ 1100
11110...1
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1100 )101101001
1100
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10101
1100
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10010
1100
-----
1100
1100
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