◎第5回 擬似コードから C 言語プログラムへ
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○ C 言語プログラム
擬似コードで表された”条件”や"処理”の部分を
”C の言葉”に変えると
C 言語プログラム
C言語では「式」は処理の基本的な要素である。
C言語の式の説明
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○動くプログラムのための”おまじない”
基本的構造:
/* コメント文(プログラムの説明など) */
#include <stdio.h> /* 前処理 */
#include <math.h>
main() /* 関数mainの定義 */
{
変数の宣言
処理
データの設定
---------------------
| アルゴリズムの本体 |
---------------------
結果の表示
exit(0); /* プログラムの実行終了 */
}
変数の宣言:扱う変数の定義。プログラムのはじめにいれる。
入出力:データの設定、結果の表示
プログラムの作動の確認のため必要。
(第11回で詳しく勉強)
アルゴリズムの本体以外は、現段階ではある種の”おまじない”
と理解してよい。
”もうすこし詳しく”
さらに詳しく”C プログラムの書き方(限定版)”
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○演習5
5.1 C言語で書かれたサンプルプログラムを”コンパイル(機械語に翻訳)”、
”実行”せよ。コンパイルの方法
また、その基本的構造を確認せよ。
scanf, printf は入出力の関数(詳細は第11回)を表す。
5.2 同様にして以下のサンプルプログラムを各自の ip の directory に
コピーして、コンパイル、実行せよ。
このプログラムの”計算の本体”は何を求めているのか考えよ。
sample5.cプログラム
pad(psfile)
自分のプログラムのコンパイルの方法
コンパイルがうまくいかない時の対応
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○レポート課題5
以下のプログラムを作成し、実行せよ。完成したプログラムおよび
実行結果のスクリプトを提出すること。
5.1 演習5.1でコピーしたsample1.c を編集して、キーボードから
身長hを入力し、標準体重wを出力するプログラムを作りたい。
未完成のプログラム中の(ア)(イ)(ウ)に
適当な変数や計算式を入れて、プログラムを完成せよ。
標準体重=(身長 - 100)×0.9 とする。
5.2 演習5.2でコピーしたsample5.cを編集して、5個のデータの
平均と標準偏差を求めるプログラムを作りたい。
未完成のプログラム中の/*計算の本体*/に演習4-2で勉強した
擬似コード方式1を入れて、プログラムを完成せよ。
エラーメッセージを見て修正すること。
5.3 同様にして、10人の学生のテストの点数(100点満点)の中から、
最高点と最低点を出力するプログラムを作成せよ。
演習4.1が参考になるであろう。
【余裕のある人】
5.4 10個のデータを大きい順(降順)にソートするプログラムを
作成せよ。